絵と詩 黄金虫 エドガー・アラン・ポー

 

(オリジナルイラスト)
 難破船の残骸から宝物の在りかを示す紙切れ(羊皮紙)と黄金の黄金虫を見つけた主人公は、ある日、黒人の召使と旧友と一緒に宝探しに出かける。紙切れの文字は暗号化されており、それを解読してみると、宝物は近くの島にあり、大きな(ユリノキ)の枝の先端に髑髏が釘で打ち付けてあるので、その左目の中へ黄金虫を紐で降ろして、その降ろした地点からさらに15メートル先の場所を掘ると宝物が埋めてあるとのことだ。
 三人が穴を掘ってみるとそのとおり宝物が入った木箱が出てきた。中にはたくさんの金貨や貴金属が入っていた。
(エドガー・アラン・ポー 短編小説「黄金虫」より) 
(水彩、色鉛筆画 縦25㎝×横18㎝)