絵と詩 空飛ぶ銭湯

 

                       (オリジナルイラスト)

町は大雪に見舞われた。
道路も建物もどっさり雪が積もり、
朝早くから住民は雪かきに追われた。
あまりの雪の多さにみんなが疲労を感じはじめたとき、
ふと空を見上げると、一軒の空飛ぶ銭湯が救助にやってきた。
暖かいお湯をかけて雪かきを手伝ってくれた。
もくもくと立ち登る湯気が遠くからでも見えた。
(水彩、色鉛筆画 縦25㎝×横18㎝)