絵と詩 蜘蛛と夏の日差し

 

(オリジナルイラスト)

今年の夏はずいぶん暑かった。
高原の草むらに巣を張った蜘蛛は
毎日強い日差しを受けて喉はカラカラだった。
誰か水をくれないか
このままじゃ日干しになってしまう
雨がまったく降らないので、
蜘蛛はたまりかねて日陰に引っ越していった。
(水彩、色鉛筆画 縦25㎝×横18㎝)