絵と詩 ピアニストの夢

 

 

 

 五月の爽やかな朝、川辺へ散歩に出かけた少女は

 空に浮かんだ白い階段を見つけた。

 階段の頂上には白いピアノが置かれていた。 

 少女はその白いピアノを弾いてみたいと思った。

 少女は駆け出しのピアニストだった。

 

(色鉛筆、水彩画 縦25㎝×横18㎝)