絵と詩 山のアトリエ

 

(オリジナルイラスト)
そのアトリエは山の中にあった。
二階建ての質素な家で、そばに湖があり、
冬になると湖の水はすっかり凍ってしまう。
ひとりの絵描きが住んでいて
毎日楽しく絵を描いている。
ここでは時間もゆっくりと進むから、
大作の絵でも数か月ほどで出来てしまう。
誰かに自分の絵を売ることもない、
ただ自分のためだけに描いている。
(水彩、色鉛筆画 縦25㎝×横18㎝)