絵と詩 丘の上の奇妙な雲

 

 

 

絵を描く道具を背負って、

真夏の丘を登っていたら、

ナマズに似た雲がかかっていた。

熱中症のせいでこんなものを見たのだ。

まるでお化けだ。

食べられそうになったので、

雲がとれるまでじっと立ち止まっていた。

 

(水彩、色鉛筆画 縦25㎝×横18㎝)